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○コービー・ブライアント
2003年6月30日、コロラド州のホテルで働いていた19歳の女性が、
同ホテルに滞在していたプロバスケットボール界のスター選手
コービー・ブライアントにレイプされたと訴えた。
ブライアントは7月17日に逮捕されたが、合意の元であったと釈明して、直ちに保釈された。
これは、スポーツ界の大スキャンダルとしてマスコミ報道は過熱した。
だが、被害者女性が同時期に、ブライアント以外にも3日間に3人の別の男性と肉体的関係を
持っていたことや、当初から芸能人志望でオーディション番組に出場歴があったことも報道され、
彼女の証言にも矛盾する点が多かった。そして、2004年9月、被害者が法廷での証言を拒んだため、
この事件は検察によって取り下げられ、最終的に示談となった。
両者ともに脇の甘さが感じられる事件だったと思われようが、真相はどうだったのか?
リバース・スピーチの研究家デイブ・ガイスト氏はブライアントの発言を逆再生してみたところ、
次のようなリバース・スピーチを発見した。
「 」内がブライアントの発言で、【 】内がリバース・スピーチである。
「私は自分にうんざりしている(I'm disgusted with myself.)」
【モーリス、俺はセックスした(Morris, I'm made of sex.)】
(mp3)
「ええ、私は妻を愛しています(Yeah, I love my wife.)」
【もうひとつ嘘をついた(Now one more lie.)】
(mp3)
「それは心の中で打つ(It beats in my heart.)」
【あなたたちはそれを信じてくれている(You're buying it.)】
(mp3)
「妻と私と家族と一緒に…(..together my wife and I and my family)」
【あなたたちは辛いだろう、どう話したらいいか(You may have hurt, how to tell 'em.)】
(mp3)
これらのリバース・スピーチを見ると、事件が起こった背景として、
ブライアントの家庭が上手くいっていなかった可能性が見出され、
やはり、加害者ブライアントだけでなく、被害者女性の側にも遊び心があったのではないかと
想像されよう。この事件は、ブライアントにとってはスポンサー契約の解除、
被害者にとっても他のスキャンダルが発覚するなど、
当事者・関係者には苦痛をもたらすものとなった。
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