2002年8月、やはり、中東問題に対処するために予算が必要なことを
ブッシュ大統領は主張したが、その裏には、
【友好的なロンドンと彼らを潰そう(Kill them with the friendly London)】
(mp3) や
【私は力を得た(I got power)】
(mp3)
といったリバース・スピーチが現れていた。
また、ブッシュ大統領が「(イラクの)政権交代によって、
世界はもっと安全で平和になると私は固く信じる」と言った際、
その裏には
【ユーモアのベールのある戦争が必要だ(Need war with a veil of humor)】
(mp3)
というリバース・スピーチも現れていた。
ブッシュ大統領の他のスピーチの中には、
【そしてショーは終わりだ(And the shows over.)】
(mp3)や
【私はこの愚かな行為を打ちのめす(I will beat this silly business.)】
(mp3)というものもあった。
さらに、イラクへの武力行使に乗り気でない上院議員らに対して、ブッシュ大統領は
【上院議員、彼らはみんな初年度脱落者だ(Senate, they're all first year losers.)】
(mp3) や
【今すぐ愚か者たちを黙らせろ(Choke the fuckers now.)】
といったリバース・スピーチも発していた。
これらのリバース・スピーチから、オーツ氏はブッシュ大統領が
イラク攻撃を開始するのは時間の問題であることを悟り、
メルボルンで行われた自らの講演会において、
まもなくアメリカがイラク攻撃に踏み切ることを参加者らに知らせた。
そして、ついにアメリカ軍が2003年3月20日にイラクへ侵攻する2週間前、
ブッシュ大統領は、イラクでは新しい政府が必要であることを口にした。
その時発した言葉に、
「10年の残忍な独裁の後、イラクの人々が選ぶべき政府の形態と
リーダーシップは…」 というものがあったが、その裏では、
【我々はバグダッドに留まる(We will sit in Bagdad.)】
(mp3)
という予言的なリバース・スピーチが現れていた。
これは、アメリカによるイラク攻撃をさらに確認するものとなった。