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ハイジャック機は遠隔操作されていた! (掲載未定) |
実行犯は死んでない!?
2001年9月14日、FBIは実行犯19人の名簿を公開した。彼らは民間航空機をハイジャックして自爆テロを行ったとされている。ところが、矛盾するようなことが次々と報告されている。
下記は2001年9月24日、朝日新聞に掲載された記事である。
サウジアラビアの国営サウジ通信によると、同国のナエフ内相は23日、同時多発テロの容疑者としてFBIが名前を挙げている19人のうち、「7人は事件に関与しておらず、サウジ国内で連絡が取れた」と語った。内相のCNNテレビとのインタビューを引用し、同通信が報じた。
FBIが公表したリストでは容疑者の国籍は明らかにされていないが、姓名から多くがサウジ人と見られており、サウジ政府が調べを進めている。内相は現時点で、容疑者にサウジ人が含まれていることを示す証拠は米国から提供されていない、とも述べた。
FBIがリストを公表した後、多くのアラブ紙は、盗んだり偽造したりしたパスポートが使われた可能性が高いことを指摘。また、捜査の信ぴょう性を疑う報道も続いている。
(モハメド・アッタ)
少なくとも7人の実行犯はハイジャックも行わずに、サウジアラビア国内に居たのである。特に興味深いのは、主犯格ともされるモハメド・アッタ氏に関してであろう。2001年9月20日付け中日新聞では次のように掲載している。
『4人生存』アラブ紙報道
【カイロ19日島田幸】米中枢同時テロで、ハイジャック犯の一人で、イラクの情報機関として抵触していたとの情報も伝えられるエジプト人モハメド・アッタ容疑者の父親が19日、カイロ市内の自宅前で「息子とは事件後に電話でも話した。だれかが、私の息子になりすました可能性がある」と語った。また、アラブ紙は米国が公表した19人の容疑者リストのうち4人が生存していると報道、米国当局の捜査に疑問を投げかけている。
父親は、息子と電話で話したのは「事件の一日か二日後」とし、「話の内容は『何か必要なものは?』『ないよ』といった、せいぜい1分に満たない時間だった。事件のことも話さなかった。(その後、連絡がないのは)イスラエルの秘密情報機関に誘拐され、殺されたのかもしれない」と興奮気味に語った。
米連邦捜査局(FBI)が公表した写真については「いかにも狂信的に見えるよう、目やあご、首の辺りに修正が加えられている」と指摘。さらに「息子がテロ実行の前にウオツカを飲んでいたとの報道があったが、私のせがれは酒など一切飲まない。ドイツ留学時代の教師や友人が証言者だ。だから、あれは別人なのだ」と語った。以下略。(中日新聞 2001/09/20)
このように、WTCビルに激突して死亡したはずのハイジャック犯達は、実際には無実で、米国外で生きていることが次々と判明していったのだ。
(ウォリード・アルシェフリ)
サウジアラビア人パイロットのウォリード・アルシェフリ氏は、FBIの説明では、アメリカン航空11便でWTCビルに突入した5人の実行犯の一人とされている。9月27日、アルシェフリ氏を含めた実行犯19人の写真が公開され、新聞やテレビに現れた。驚いたのはアルシェフリ氏本人である。彼はモロッコのカサブランカ在住のジャーナリストであり、事件当時もモロッコに居た。彼はサウジアラビアとアメリカの機関と連絡を取り、無実を訴えている。FBIが説明したように、確かに彼はアメリカのデイトン・ビーチの飛行訓練学校で学んでいるが、1年も前にアメリカを後にして、サウジアラビア航空のパイロットとなり、事件当時はモロッコでさらなる訓練を受けていたのである。
また、アブドル・アジズ・アルオマリ氏であるが、9月20日の毎日新聞ではこのように報道されている。
(FBI発表のアブドルアジズ・アルオマリ)
(パスポートを紛失したアブドルアジズ・アルオマリ)
容疑者19人中、3人は別人か
【カイロ小倉孝保】同時多発テロで、米捜査当局が容疑者として発表したアラブ系19人のうち3人が18日までに、アラブ紙に「私は事件当時、米国にいなかった」などと語った。パスポートを盗まれた人もおり、なりすました別人が犯行を行った可能性もある。アメリカン航空11便に乗っていたとされるアブドル・アジズ・アルオマリ氏は93年、米コロラド州の大学に留学。95年、アパートに泥棒が入りパスポートを盗まれたという。同年12月に新しいパスポートを発行してもらい、現在はリヤドの通信系企業に勤務。テロ事件当時も会社にいたという。同氏は「米国が発表した人物は生年月日、名前が私と一緒だが、紛失したパスポートを別人が使ったと思う」と話す。また、ユナイテッド航空93便に乗っていたとされるサイード・アルガムディ氏はサウジアラビア航空のパイロットで、8カ月前からチュニジアで研修中だ。CNNテレビで容疑者として自分の名前と顔写真が報道され驚いたという。アメリカン航空77便のサレム・アルハムジ氏も「この2年間サウジから出ていない」と関与を否定している。
[毎日新聞9月20日]
(サイード・アルガムディ)
(サレム・アルハムジ)
サウジアラビアの外相、サウド・アル・ファイサル王子は、9月22日、FBIが19人のハイジャッカーのうち、少なくとも5人を誤認していると主張した。王子は、サウジアラビアでの捜査では、サウジの5人が4機に搭乗していなかったことが判明したと語っている。そして、ホワイトハウスでのブッシュ大統領との会談の後、アラブの報道機関に対し「FBIのリストのうち、5人は事件に全く関係ないことが分かった」と語っている。
ここまで来ると、大変な人権問題である。 しかし、海外ではFBIの捜査に疑いを持つ人々が多い中、アメリカ国内の主要メディアは、彼らこそが9.11テロの実行犯として報道を続け、アメリカ市民はそれを全面的に信用する状況が作られていったのである。
難しいジェット機操縦
2棟のWTCビルとペンタゴンに突入したテロ犯達は、高度な操縦技術を持っていたとされている。実際、飛行機が着陸する際の速度は時速300キロ程度であるが、プロのパイロットであっても、滑走路内の着陸地点はなかなか定まらないという。ペンタゴンへ突入した飛行機は、ほぼ巡航速度と同じ時速900キロ程度であった。航空会社関係者によると、その速度で高さ20メールの壁に横から突っ込むのは、針の穴を通すような精度となる。
では、ボーイング757、767の操縦には、どれぐらい技術が必要なのか考えてみよう。左記は、2001年10月に雑誌「航空情報」の依頼によって現役パイロットの前田仁機長がもたらした情報の一部である。
アプローチから着陸までを半自動または手動で行うには、ベテラン機長でも難しい範囲である為、文章で説明しただけで出来るものではない。 したがって読者には、アプローチから着陸の完全自動着陸を推奨する。
・・・(中略)・・・ 想像であるが、今回のハイジャック&自爆テロ事件の犯人達の操縦技術には、事前にかなりの訓練が行われていたと思われる。 この本文を読んだ読者の方も、なまじな操縦技術(小型機の操縦資格)でB767を飛ばすことが難しい事を認識したはずである。 それは、ハイジャックが行われた際それぞれ、かなりの高空にあったと思われ、飛行機の全システムは自動操縦で西海岸へ向かっていたからである。 2機は、マンハッタンの貿易センタービル(WTC)に、3機目はバージニア州にあるペンタゴン(国防省)に、4機目はホワイトハウスかキャンプデービットへ向かう途中で、ピッツバーグの森に墜落したのある。 ここで、当日のハイジャック機の航跡を検証し、彼らがどんな操作(操縦)をしたか想定してみる。 ・・・(中略)・・・
彼らがハイジャック後、高度を処理し正確に自爆させた事を考えると、次ぎのことが考えられる。
1. 当日の天候を配慮していたか?
a.衛星TV画像ではニューヨークの天候は快晴のようであったが、ハイジャックを実行(成功)した高度(地点)からマンハッタンまたはワシントンまでの間に雲が無かったのだろうか?
b.彼らは、前もって予約していたと考えられる。
c.計画段階で、当日の天候が雨や雲が低く垂れ込め視程が悪い事も考えていたはずである。
2. 目標(WTC)までの操縦操作は?
a.全機が晴天で有視界状態の場合 (ATとAPを外し、エンジンを絞り手動操縦の降下で目標へ向かう事を想定する) この場合、付近の地理に精通していなければならないが、彼らにその知識はないと思われる。 ボストン、ニューヨークの距離は、300Km(東京〜名古屋)程あり、VFR(有視界飛行方式)で飛行するのは至難の技である。 遠距離の高高度から手動でWTCへ迷わずに進入してゆく事は、プロの機長でも困難である。 また、高度の処理も難しく、少々の訓練では大型機をコントロールできない。
※AT: オートスロットル(自動推力装置)、AP: オートパイロット(自動操縦装置)
b.視程障害(雲など)があった場合 プロでも目標まで飛行する事は出来ない。 あれほど正確な飛行経路を飛ぶには、彼らはハイジャック後FMC(フライトマネージメントコンピューター)へ予め用意されていた複数の通過地点を入力し、それらに通過速度と高度をインプットしたと考えられる。 LNAV誤差は1時間以内の飛行で、わずか10m以下である。 最後の修正のみを手動にする事でよい。 (2機目は衝突直前に手動操縦で飛行コースを修正した感が見られる)
※LNAVは、出発空港のスポット〔駐機場〕から目的空港の使用滑走路迄の水平方向航法。
3. 結論(状況から推測したものである)
ハイジャック犯達は、B767のシミュレーター訓練を充分に行ってきた。 この訓練の中でFMC操作とビジュアル装置を使い、手動でビルに衝突する訓練を繰り返していた。
特にFMCの取り扱い訓練は、ラインパイロットと同じレベルになるまで行われたはずである。 一番機のFMCセットは、世界貿易センタービル(WTC)の8Kmほど北側の地点を[A]と命名して打ち込み、その位置を北緯と西経で入力する。 A地点の通過速度300Kt(ノット)、通過高度1000Ft(フィート)に飛行条件を入力する。 次にWTCの位置を[W]と言う地点名にし、同じく北緯、西経で入力し、W地点の速度300Kt、高度1000Ftと条件を入れる。 そして[LNAV]と[VNAV]のSWを押して終了。 一番機は、どこに居ても全自動でA地点に向かって降下を始め、ここを通過する時の条件を満足すべくエンジンと飛行機をコントロールして行く。 飛行機はA点を通過すると、次のW点へ進路を変え北側から高度1000FTでWTCへ向かって衝突してゆく。 (≒巡航ミサイルと同様な飛行をしてゆく) (離陸後46分後に衝突)
※VNAVは、垂直方向の航法を言う。 (最も燃料節減ができる上昇と降下飛行)
2番機も同様にA点をWTC南側8km程に作り、W点(WTCビル)も同様に作る。 最終の飛行コース(A〜W間)で、WTCのわずか右側に行きそうになったので、APを外し手動で左バンクして衝突した。 (離陸後1時間7分後に衝突)
3番機も同様な2地点を入力していた。 A点の条件は前記の飛行機と同様で、2番目の地点[P]点(ペンタゴン)の高度条件のみを[0](ゼロ)Ftとする事で、5階建てのペンタゴン(国防省)へ突っ込んでいったのである。 (離陸後1時間30分後に衝突)
4番機の墜落については、あまりにも情報が少なすぎて(操縦室での乱闘が原因と言われているが・・・)これには疑問が残る。 これは飛行機部品が映像に写っていない。 どのような状態で墜落をしたとしても飛行機の部品が残るはずで、高速で地面に激突すれば、その破片は1Km以上に散らばるはずである。 LG(車輪)の支柱や焼け焦げたタイヤ、一番形を残すと言われている垂直尾翼、金属の塊であるエンジン、乗客が預けた手荷物の中のバッグや衣類、客席がばバラバラになっても原形をとどめるはずの座席クッション材(スポンジ)などが全く衛星画像で送られていないのである。 「映像を出せない」と考える事も出来る。 例えば、この4機目が墜落した時間は貿易センタービルに一番機が衝突してから、1時間25分も後である。 この時、スクランブルのF16戦闘機が4番機の後を飛んでいた情報が発表されている。 彼らの空対空ミサイルがハイジャック機に当たっていたとすると、B757は空中でバラバラとなり原形をとどめない形で地上に散乱するであろう。
突入犯の腕前
以上の専門家からの情報を考えると、ハイジャック犯には相当の腕前が要求されることになる。実行犯とされる人々には、それだけの操縦技術があったのだろうか?
ペンタゴンに突入したとされるアメリカン航空77便を操縦していたのは、実行犯の中でもエース・パイロットと言われるハニ・ハンジュール氏とされている。ハンジュール氏は、事件の1ヶ月ほど前から米メリーランド州ブーイーにあるメリーランド・フリーウェイ空港を3回利用し、空港の持つ飛行機の1機を使用する許可を得ようとしていた。
(ハニ・ハンジュール)
次の情報は、9月18日付の『The Prince George's Journal』誌に掲載されたものである。
「空港の主任フライト・インストラクターのマルセル・バーナード氏は、ハニ・ハンジュールという名の男が8月の第二週のはじめに、インストラクター達とともに、セスナ172で三回飛行したと言った。そして、彼は空港から飛行機を1機借りたいと希望した。
出版された報告によると、司法関係筋は、ハンジュールは20代半ばで、アメリカン航空77便をペンタゴンに激突させたと疑われている。 ・・・(中略)・・・
ハンジュールはパイロットの免許を持っていたが、ルート50号と平行に走るフリーウエイ空港の飛行機を借りるには、空港の行うチェック・アウトと呼ばれるもので、パイロットの熟練度を測る必要があった、とバーナード氏は言った。
ハンジュールは3回飛行したが、単独飛行には時期尚早であると飛行学校のインストラクター達は感じ、彼は落胆していたようだったと言った。
出版された報告によると、ハンジュールは1999年4月にパイロットの免許を取得したが、必要な健康診断を完了しなかったため、6ヵ月後に失効したという。彼はまた、1996年にアリゾナ州スコッツデールの民間飛行学校でも数ヶ月訓練を受けていたが、インストラクター達は彼には無理だと感じたため、課程を修了することはできなかった。
ハンジュールは600時間学んだことが記録に残っていたが、経験の割に上手に飛行できなかったことにインストラクターは驚いていたとバーナードは語った。 ・・・(中略)・・・
FBIのスペシャル・エージェントでスポークスマンであるピート・ゴウラッタ氏は、犯罪の捜査中でありコメントできないと語った。」
このようにハンジュールの飛行技術は実にお粗末なものであったが、それにもかかわらずFBIは彼の“卓抜した技術”でペンタゴンに突入したと主張している。アメリカン航空77便は、ペンタゴン突入前に270度の急旋回を行っている。ハンジュールにこの離れ業が可能であろうか?
(ナワフ・アルハズミ)
(ハリド・アルミダル)
2001年9月24日付ワシントン・ポスト紙では、同じアメリカン航空77便に乗ったナワド・アルハズミとハリド・アルミダルに関しても触れている。二人はサンディエゴの飛行訓練学校で少し学んだが、いずも英語力と能力不足で落第したとのことであった。さらに、ワシントン・ポスト紙は、2人を見たインストラクターの言葉を次のように紹介している。
昨年春、二人が地方空港であるモンゴメリー・フィールドを訪れ、飛行訓練を求めた。彼らはソ−ビズ・フライング・クラブのインストラクター達に話し掛けた。そして、わずか2回のレッスンを受けた後、諦めるように忠告された。
彼らの英語はひどかった。技術的な熟練度はさらにひどかった。まるで車さえ運転したことがないようだった。
彼らは、ナイス・ガイといった感じだったが、機上ではまったく話にならなかった。
WTCビルへの突入を行ったとされるハイジャック犯達についても触れておこう。
アメリカン航空11便を操縦したモハメド・アッタとユナイテッド航空175便を操縦したマルワナル・アルシェヒは、共にフロリダ州ベニスの飛行訓練学校ホフマン・アビエーションで数百時間学んでいる。さらに、2人はサロソタ・ブラデントン国際空港から運営するジョーンズ・アビエーション・サービス社でも学んでいる。
2001年9月19日付ワシントン・ポスト紙によると、次のような内容の記事を掲載して、2人が飛行技術を習得しえなかったことを伝えている。
ジョーンズ・アビエーション・サービス社のフライト・インストラクターは、アッタとアルシェヒは9月か10月にやって来て、飛行訓練してくれるよう求めてきた。特にアッタはひどかったという。「彼は相手の顔を見ようとしなかった。話し掛けても、こちらの目を見ることができなかった。彼の注意はとても散漫だった」
インストラクターいわく、どちらも 第一段階のtrack and interceptのテストすら通過することができなかった。いくつかきつい言葉をかけた後、二人は出て行ったという。「我々が追い出したのではない。こっちの基準に合わなかったのだ。」
ハイジャックは不可能だった
以上のことから、FBIが公表したテロ実行犯達には、セスナ機程度は何とか飛ばせたとしても、ボーイング757、767クラスのジェット機を飛ばすことは不可能であったことが証明された。では、誰がどのようにして飛行機を操縦してターゲットに正確に命中させることが出来たのか?
前田機長の言葉を思い出して頂きたい。
「FMCへ予め用意されていた複数の通過地点を入力し、それらに通過速度と高度をインプットしたと考えられる。」
「アプローチから着陸までを半自動または手動で行うには、ベテラン機長でも難しい範囲である為、文章で説明しただけで出来るものではない。 したがって読者には、アプローチから着陸の完全自動着陸を推奨する。」
4機の飛行機がわずか15分間でハイジャックされ、その2時間後にはいずれも墜落しているのである。これだけ計画的に行われた犯行では、視界の悪い曇りや雨の天気で行うぐらいの覚悟で居ただろう。しかし、手動操縦では、よっぽど地理に詳しいベテラン・パイロットでも至難の技なのだ。
そうである。自動操縦、つまり、遠隔操作によって飛行機をコントロールしていたとしか考えられないのである。既に触れたように、ハイジャック犯達は事件を起こした飛行機に乗っていなかったのである。2001年9月30日、航空会社は事件に巻き込まれた4機の搭乗者リストを公開したが、その中に19人のハイジャック犯の名前は一人として載っていなかったのである。
前田機長も次のように話している。
B767は1982年7月に米国で形式証明を取得した、いわゆる第四世代のジェット旅客機である。経済性に優れ騒音が小さく2名で操縦できるように最新のデジタル技術を駆使したものである。 この技術により離陸から着陸までの操縦操作を自動化出来るようになった。FMC(フライトマネージメントコンピューター)は、フライトディレクター「FD」(飛行監視装置)、オートパイロット「AP」(自動操縦装置)、オートスロットル「AT」(自動推力装置)へ情報を送り、バーチカルナビゲーション「VNAV」とラテラルナビゲーション「LNAV」を行う。
事件に利用されたボーイング767、757は、最初の離陸時のみ手動操縦が必要だが、その後は着陸に至るまで完全に自動操縦が可能であると言われている。そして、WTCに突入した2機とも、第4世代のB767であったのだ。ペンタゴンとペンシルベニアに墜落した飛行機は遠隔操作の必要は無かったのか不明だが、B767ではなくB757であった。
2001年4月24日、イギリスのインターナショナル・テレビジョン・ニュース(ITN)は、100%遠隔操作でボーイング737と同程度の大きさの無人航空機をアメリカからオーストラリアまで無事に飛行させたニュースを伝えた。この飛行機は、ノースロップ・グラマン社のグローバル・ホークと呼ばれる無人偵察機である。このニュースは、9.11テロの5ヶ月前のものである。そもそも、航空機の遠隔操作は決して最近のテクノロジーではない。1970年代に多くのハイジャック事件に直面したアメリカは、ペンタゴンの技術開発を担う国防先端技術開発局(DARPA)に対して、ハイジャックされた飛行機を地上から遠隔操作で安全に着陸させる技術の開発を命じた。そして、10年程前から既に遠隔操作によって飛行機は飛んでいると言われている。
2001年10月3日の中日新聞の記事をご紹介したい。
米航空機メーカー・レイシアンがリモコン操縦システムを開発
【ニューヨーク3日五十住和樹】米マサチューセッツ州の航空機メーカー・レイシアン社は2日、軍事用衛星利用測位システム(GPS)を使って民間航空機を誘導し、ニューメキシコ空軍基地へ着陸させることに成功した、と発表した。
リモコンを使って模型飛行機を操作する方法とほぼ同じで、操縦席の機能を無効にして無事着陸させられれば、ハイジャックされた旅客機がビルに突入するテロを防げるという。実験は8月に行われ、パイロットが操縦する必要なく着陸。同社によると、飛行補助装置として開発したが、遠隔操作着陸システムとしても使える技術という。ハイジャック事件が起きても、パイロットの操縦を無効にして、地上から飛行機を誘導し安全に地上に着陸させられる。今回の事件以降、米航空業界などがこの技術に注目している。しかし、米航空関係者の間には「テロリストが遠隔操作装置を手に入れたら同じこと」との指摘もある。
これだけ遠隔操作の技術は確立しているのである。逆に言うと、現代のアメリカ製航空機は、遠隔操作が可能なように設計されているのだ。それを利用すれば、まったく特別な装置を飛行機に取り付けることも無く、遠隔で飛行機の操縦権を奪い、予定された航路通りに飛行機を飛ばすことが可能である。
浜田 和幸 著『アフガン暗黒回廊』(講談社)には、次のことが記されてある。
こうして開発された技術はアメリカの最高軍事機密であった。ペンタゴンの関係者は9月11日の四機のハイジャック・テロを目の当たりにして「これは大変だ。遠隔操縦の特殊コードが盗まれた可能性がある」と驚愕したという。 ・・・(中略)・・・ また、激突した民間機から回収されたボイス・レコーダーには何も録音されていなかった、と説明されている。この点を軍関係者に取材したところ、「当然のこと」との答えが返ってきた。なぜなら、地上からの遠隔操縦コードが働くと、ボイス・レコーダーへの電源は自動的に切れるようになっているからである。言い換えれば、ボイス・レコーダーの録音機の機能を地上から操作できるということに他ならない。四機の民間機は本当にハイジャックされたのか。実は、「ハイジャック犯は機内には最初からいなかった。遠隔操作のソースコードを盗んだテロリストが地上からハイジャック機を誘導したのではないか」 そんな見方もある。
こればかりではない。興味深いことだが、2001年9月10日、まさに9.11テロの前日であるが、ワシントン・タイムズ紙はアメリカ軍のSchool of Advanced Military Studies (SAMS)の将校による謎めいた発言を掲載している。
「イスラエルの諜報機関、モサドの残忍さと狡猾さがあれば、アラブのテロリストがアメリカの民間機を乗っ取ったように見せかけて、狙った目標にぶつけることが可能である」
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